幹事になって最初にやることは、たいてい楽天トラベルかじゃらんを開くことです。そして30分後に気づきます——大人数の合宿は、大手予約サイトでは完結しない。これは探し方が悪いのではなく、仕組みの問題です。
理由1: 予約できる部屋数に上限がある
楽天トラベルの予約システムは、1回の検索・予約で扱えるのは最大10部屋・1部屋あたり大人10名までという仕様です(楽天トラベルAPIの公開仕様より)。2〜4名部屋が中心の宿で30名分=10〜15部屋を押さえようとすると、複数回に分けて予約することになり、「全員分取れているのか」を誰も保証してくれません。
理由2: 会議室・宴会場の在庫が載っていない
合宿に必須の「会議室が同じ施設にあるか、その日空いているか」は、予約サイトの検索軸に存在しません。ホテルの宴会場・会議室は今も宴会担当が電話とメールで管理しているのが業界の実態で、業界調査では宿泊施設の予約システムがオンライン在庫と連携している割合は半分以下にとどまります。つまり会議室の空きは、電話しないと分からない。
理由3: 「貸切」という概念がない
検索サイトには「20名以上で貸切可」のような条件がそもそも載っていません。合宿の満足度を大きく左右する条件なのに、です。



